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2006/03/11

Our Great Circuit 'SUZUKA'

suzuka_f1今朝の新聞を見ていて気になる記事がひとつ。「2007年(来年)から富士スピードウェイでF1開催確定」 この記事で休日のボンヤリした脳みそに刺激が伝わってきた。ここ数年TOYOTAグループは静岡県の御殿場にある富士スピードウェイ(FISCO)出資し、レース活動の強化を図っていたのは聞いていたが、こうも早くF1開催にこぎ着けるとは思わなかったところです。

私の脳みそが刺激を受けたのは別に富士スピードウェイがどうのこうのということでなく、ということは今まで日本F1グランプリを開催してきた鈴鹿サーキットはどうなるのかということです。通常、F1は1国1レースなので、富士でやるということは、来年から鈴鹿ではやらないの??ということが心配なのです。新聞もさすがに少し同様の疑問を提しており、過去に1国2レースを行なった例はそれなりにあり、経済国の日本ならSUZUKA&FISCOというパターンも無いでは無いとも思いますが、でも稀有な例である様にも思います。

鈴鹿市に生まれ、子供のころはレーシングコースの名物カーブ「ダンロップブリッジ」を歩いて登ったのを今でもはっきり覚えています。日本、そして世界のトップレースの数々の名シーンを生み出してきたスズカサーキットで来年からF1が見れなくなる、なんてことはあって欲しくないと思っています。

主催者のFIAが開催コースを決める、そして現実は政治的な色合いで動いているのは知っていますが、日本のレースファンはSUZUKAが生み出してきた名シーンを記憶に刻み育ってきたところが大きいのです。
(もちろん富士にも歴史に残るエピソードがあるのは知っています)

私が経験しているだいぶ昔の鈴鹿の名シーンをいくつか・・・

1.20年ちょっと前のはずですが、F1が日本で開催されることになった前年の日本GP(F2)で、レース後にネルソン・ピケ選手がF1のデモンストレーション走行(ウィリアムズF1)を行ない、その時あのターボエンジンで1分43秒のラップタイムをたたき出した時のこと。それまでのF2の鈴鹿コースレコードが1分51秒台なので、いかに凄かったかということと、また日本で始めて聞くターボエンジンの強烈なエギゾーストノート(排気音)で、その走行後興奮で、鈴鹿サーキットの観客がしばらくシーンと静まり返ってしまったほどで、「事件が起きた」といった感じでした。

2.20年近く前のF1の最終戦だったと思うのですが、チャンピオンシップをかけたアイルトン・セナとアラン・プロストがシケインで接触しプロストはそのままリタイアとなりセナが優勝したこと。いろんな因縁が語られました。

3.25年くらい前のことと思いますが、オートバイの世界GPを日本でも鈴鹿で開催する様になる時、前の年の日本GP(500CC)に、かの世界チャンピオン、フレディー・スペンサーがゲストで登場し、それまでのコースレコードが2分22秒台だったところを、フレディーが2分19秒台を出したので、あらためて「ファースト・フレディー」を実感しました。’ドリフト走行’という言葉が流行りましたよね。また、このレースでは、当時の国内ポイントリーダーの木下恵司(YAMAHA)が1周目かフレディーを果敢に追いかけ、スプーンカーブでまさかの追いつくところを演じたのですが、そのままスリップダウン、リタイアとなりこの結果でそれまでランキング2位の平忠彦がチャンピオンになったレースです。同年代のバイクレースファンなら必ず記憶にあるはずのレースです。

4.これまた20年近く前で、8時間耐久レースでのこと。YAMAHAがケニー・ロバーツと平忠彦というゴールデンコンビで必勝体制で臨んだレース。資生堂がスポンサードした「TECH21」という華やかなチームでバイクレースファンなら覚えているでしょう、予想どおりの走りでスタート時から終盤までトップを走り続けたのがゴールまであと30分というところで、平忠彦の乗るマシンがマフラーから白煙を上げ、エンジントラブルでなんとリタイア。夕闇の中をパタパタとゆっくり走るマシンを見たとき、寒気を覚えたシーンです。勝負は水物、時の運というのを痛く感じました。

5.これも20年以上前、当時日本のフォーミュラGPレースの最高峰といえば「F2」でした。この当時はいつも中嶋/HONDA 対 星野/BMWの一騎打ちでした。中嶋がホンダエンジンのアドバンテージを活かして鈴鹿の1コーナーで星野を抜いていくシーンを何度もみましたよね。
今、星野一義の息子さんがレースで活躍しているんですね。

とまあ、語りだしたらきりがありません。

伝統と、コースの巧みさ・華やかさ、運営など、どれをとっても鈴鹿には一日の長があると思いますが、モータースポーツファンとしては、理屈抜きに世界のトップクラスのレースを’SUZUKA’で見続けていきたいと思ってます。
レースの神様、よろしくお願いします。


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コメント

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投稿: bob | 2007/05/03 07:11

はじめまして。
来年は、鈴鹿とフジの2レース開催か?という話題にコメントとトラバをいただきましてありがとうございました。

和歌山県南部に住んでおりまして、ここ5年ほど前から鈴鹿のF1レースを観戦しております。
鈴鹿F1の決勝レースでは、チェッカーフラッグと同時に席を立って真っ直ぐクルマで帰っても、家にたどり着くのは日付が変わるかどうかという時刻になります。
レース後の渋滞には、気力・体力ともホトホト消耗しますが、既に今年のチケットもゲットしました。
この記事の写真は何時の物なんでしょうか?
マシンのカラーリングだけで年式を判断できるほどの通ではありませんので良く分かりません。
ワタクシがE1スタンドから金網越しにマシンを撮影すると、必ず金網にピントが合ってしまいます。
失礼ながら、、、、、、こちらも(笑)、いや、失礼をば。

今後は、こちらのブログもちょこちょことのぞかせていただきますので、よろしくお願いします。

投稿: ぼち×2 | 2006/03/12 22:16

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